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2011年3月 6日 (日)

~旅立ったセンちゃん~

センちゃんのハァハァという呼吸は、深呼吸をしているように大きなものに変わっていった。

朝、リンゴ、トマト、zoofoodの入ったご飯のzoofoodだけ綺麗に平らげていた。

食欲があるから大丈夫。

日当たりの良い場所でセンちゃんの様子を眺めていた。
センちゃんは首を曲げてうずくまるような恰好で目をつむり、
いつもの ンググzzz・・・

でもいつもと違うのは、
ハァハァという大きい呼吸。

抱っこしていると脇に嘴をうずめ、
体をダラリとさせていた。

「ぐぅぅぅぶぅぅぅ・・・」
センちゃんの独り言。

お日様。

センちゃんのハァハァ・・・

風が吹く。

センちゃんのハァハァ・・・

体の位置を変える。

センちゃんのぐぅぅぅぶぅぅ・・・

夕日に包まれたセンちゃんは、
長い舌を出したりひっこめたりし始めた。

「センちゃんご飯だよ。」

大好きなfoodだけ入れたご飯入れに
嘴だけを浸けていた。
潤んでいる目。

この光景は以前も経験したことがある。

アヒルは旅立つ時、大羽根を広げ
バサバサと大きく羽ばたきをする。

だから

抱っこしているのが怖かった。

呼吸が静かになり、センちゃんは大きく何度も羽ばたきをした。

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昨日先生から、よい状態では無いと告げられたことが気になる。
朝起きてすぐに洗足池からセンちゃんを連れて来られたアリスさん、
報告投稿者のショコラさん(両現会員)に連絡を取っていた。

センちゃんに会いに来てください。

「明日なら伺えます。」
そんな想いも届かず、センちゃんは急ぎ足で旅立ってしまった。

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Dsc02344

東京からアリスさんがやって来てくださり、
一緒にセンちゃんのお骨を拾いました。

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お骨は、アリスさんがお持ちになられています。

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センちゃんは洗足池に還るんだ。
肺も苦しくない。
羽根も大丈夫。
足も治ったよ。

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夕日の富士山を何度も一緒に眺めたね・・・

この木の下はセンちゃんのお気に入りだった。
センちゃんは隠れようとズルズルと移動するのだけど、
お尻が丸見えだ。

Dsc02310_2

白いセンちゃんが夕日に染っていくのを見つめながら
いつかはさよならがくると覚悟していた。

センちゃん・・・

まだ
ここにいればいいのに

いてよかったのに

3月5日 17:30 センちゃん永眠

Dsc02121

<<<募金のご協力をしてくださった皆様へ>>>

ご支援ありがとうございました。改めてお礼申しあげます。

センちゃんの治療費用は、このブログでも随時お伝えしていましたが、
6回の通院で合計\57,435-でした。
残金は、このままセンちゃんのような治療の必要な保護アヒルたちの治療や薬の費用にさせていただきますのでご了承ください。
今後の用途につきましては、こちらの年度末会計報告をご覧ください。

http://www.geocities.jp/ahiru_net2/news/news.html

心より感謝致します。

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コメント

Yayoさん、こんばんは

センちゃん、とっても安心したような、しあわせそうな表情をしていますね。。。
つらい思いがたくさんあって満身創痍だったセンちゃんだけど、きっとセンちゃんにYayoさんをはじめ皆さんの気持ちがきっと通じていたんですね。

でも、センちゃん、旅立つのが早すぎました。 いまごろセンちゃん、天国で仲間を見つけて、グワグワっ呼んでるかな・・・

Yayoさん、ほんとうにいつもありがとう

投稿: がぁも研究員 | 2011年3月 6日 (日) 21時25分

センちゃん、きっとまだそこにいるよね。ヒノキの特等席はぽかぽかして居心地がよかったもんね。yayoさんのお家に来て、心配することなど何もなく、あたらしい世界に飛び立っていったんだよね。

安らかなお顔をしています。いまごろ自由に羽ばたいていることと思います。

投稿: ももごろう | 2011年3月 7日 (月) 11時11分

センちゃんもいってしまいましたか。
1つ前の記事のセンちゃんのお顔を見て、旅立ちが近いような予感がしました。

センちゃん、今頃もみじ君と会っているかもしれませんね。
同じころ、同じような体調の悪さで亡くなってしまった2羽です。

センちゃんのご冥福をお祈り致します。

投稿: ななママ | 2011年3月 7日 (月) 14時50分

皆様コメントありがとうございました。
すぐに返信できずにすみません。

@がぁも研究員さん

すぐに記事に気が付いていただき、コメントありがとうございます。
がぁもさんは、センちゃんのことを私よりもずっと前から知っていて、
“あひる親分”との愛称でブログに綴っていられましたよね。
本当に微笑ましくて、さっきも見ちゃいました。
また、いつからセンちゃんが動けなくなり、
現状態になったのかわかります。
がぁもさんのブログへずっと訪問していなかった為に、
気が付けませんでした。

本当に肉まんのようにほっこり、むっくらとしていた
センちゃんです・・・


@ももごろうさん

センちゃんの呼吸は大きくハァ~、ハァ~としていたのですが、
表情はいつものまま、目はキラキラとしていて・・・

多くの病気を抱えながら、過ごしていたセンちゃん。
体も呼吸も辛かったのだと思います。
先生のところは午後休診となっていて、
次の日一番乗りで横浜へ向かおうと準備をしていたのですが・・・

最期のバタバタは、ぴぴよりもちぃちゃんよりも
大きかったです。男の子だもんね。センちゃん・・・


@ななママさん

最期のバタバタという羽ばたきをするとき、
様子でわかってしまうので
「ダメだよ何するの!?それはダメだよっ」と
大羽根を抑えてしまおうとしてしまいました。
でも・・・凄い力だった。

本当に力強く羽ばたいていってしまいました。

今頃、もみじ君と会えているかな?

投稿: yayo | 2011年3月 8日 (火) 10時02分

今日、知りました・・。
とっても残念で悲しいですが、
最後をyayoさんのもとで迎えることができたことは運が良かったのだと思います。あのまま洗足池にいたら、たったひとりで寒い中、旅立つしかなかったでしょう。

ご冥福をお祈りいたします。

投稿: ちびあひるん | 2011年3月 8日 (火) 15時24分

センちゃん、

センちゃんに初めて会ったのは去年の夏の日曜日。
真っ白いむくむくした体に、人懐こいしぐさ。
いっぺんに魅了されました。

グワァー、グワァーと、それは大きな そして太い声で仲間を呼ぶ姿はもう洗足池のヌシそのもの。
ぎこちない泳ぎ方も、ごはんの食べっぷりも、すべてが愛らしく、いとおしかった。

でも、あの頃既に満身創痍だったんだね。
喜ぶ姿が見たくて、ごはんをどっさり持って行きました。
それが、センちゃんの体に良くないことも考えずに。

ごめんね。知識もないまま、自己満足のために、センちゃんの
寿命を縮める原因の一つに加担してしまったのかもしれない。

センちゃんの永遠の眠りの表情は、いつもの寝顔と変わらず、
なんだか嘘みたい。

ぐりーんふぇいす達も、すっかり無口になっちゃったよ。
でもね洗足池にセンちゃんの魂が帰ってきてくれていると信じて、
私はこれからも会いに行くからね。だから時々遊びに来てね。
もう、痛くないね。苦しくないね。
元気なセンちゃんに、こころの中で会いに行くよ。

yayoさん、ふたりで観た富士山、キレイだったでしょうね。
ふたりだけの思い出、センちゃんも、きっと一緒に羽に包んで旅立ったと思います。
yayoさんには、まだ守るべき子たちがいて、そしてこんな悲しい結末が背中合わせにあること、
それでも活動を続けられていること、
本当にあたまが下がります。

野生動物との付き合い方は、実はとてもシンプルなことで、
餌をやらない。
人懐こく近寄ってきても、触れない。
一線を引いて、それ以上の愛情はかけない。
なるべく自然の状態を保つよう見守る、ひいては、これが「保護」に繋がるのでしょうか。
それを、教えてくれたのはyayoさんと、そしてセンちゃんです。
yayoさん、これからも、陰ながら応援させていただきますね。

昨年の夏から今年の冬まで、洗足池には、
むくむくとした、太い声の真っ白い天使が確かにいました。
その天使は私達に、たくさんの思い出を残して、
新たな旅に羽ばたいて行きました。
私は、ずっとずっと白い天使を忘れません。

投稿: uma | 2011年3月 8日 (火) 19時11分

とても、ショックでした。
せんちゃん、亡くなる時に、見守れて、正直、羨ましいかな。楽になったんだ!って、安心しました。いろいろと、ありまして、みんなみたいに、すぐ、コメント出来ませんでした。

ごめんなさい。せんちゃんが、亡くなる前に、出会えた事に、感謝してます。
自分の精神的な死なないで、生きる力に、感謝します。


投稿: せんちゃんファン | 2011年3月 8日 (火) 21時22分

@ちびあひるんさん

ちびあひるんさんの息子さんの学校での
ボランティア活動の一環として、
「何か洗足池でできることがあれば」と
申し出てくださっていて本当にありがとうございました。

動物遺棄に関しても関心を持ってくださったようで
心から感謝致します!

ありがとう。


@UMAさん

>真っ白いむくむくした体に、人懐こいしぐさ。

>むくむくとした、太い声の真っ白い天使・・

ブログにもUPしていますが、見事な二段後首(笑
一見、おっさんアヒルのようにも見えますが、
本当にセンちゃんは愛されキャラでした。

流し目。
首コテン。

まさしく『白い天使』でしたね!


@せんちゃんファンさん

以前メッセージにメールアドレスがありましたので、
昨日もメールさせていただきましたが、

センちゃんに会えるのを楽しみに洗足池へ
行かれていたとのことや、
そのことによって精神面でも助けられていたとのことで、
とてもショックが大きいのだとお察し致します。
センちゃんは肺、肝臓、足の他にお腹も腫れていて
沢山の水疱がみつかっていました。

「一緒に頑張りたい。立ち直りたい。」との
せんちゃんファンさんのお気持ち。
センちゃんは、多くの病気を持ちながらも目に輝きを持ち、
一生懸命生きようとしていました。
【一緒に立ち直ろう】という大きな決意があるのでしたら、
天国へ逝ってしまったセンちゃんは、姿はなくとも
せんちゃんファンさんに
これからも沢山の勇気を伝えてくれると思います。

私も頑張ります。センちゃんの死を無駄にしない為にも、

アヒルの飼育について、
アヒルの生態について、
アヒルと携わって経験したことなど
多くの方へ伝え、アヒルを知ってもらい、
遺棄防止に繋げたいと思います。

投稿: yayo | 2011年3月 9日 (水) 12時31分

Yayoさんへ

今日のお昼にアリスさんとお会いして、センちゃんの遺灰をそっと洗足池に還してきました。
センちゃんの羽のように真っ白な遺灰が暖かな陽射しの中、洗足池の水に包まれていく傍らで、いつも一緒にいた二羽の合鴨くん達が日向ぼっこしていました。

天国へ旅立ったセンちゃんのお顔、まるで幸せそうに笑みを浮かべているように思えてなりません。
最後の日々をYayoさんのような方に見守られて安心に幸せに過ごすことが出来てよかった。
本当に本当にありがとうございました。

センちゃんとYayoさんにはたくさんのことを教えて頂きました。
動物が棄てられない世の中に少しでも近づいていけるよう祈るばかりです。

センちゃん…君のことは一生忘れません。
もう一度会いたいという願いは叶わなかったけれど、
洗足池を訪れてセンちゃんを愛した、たくさんの人の心に君は生き続けていくのだと思います。
どうか天国でゆっくり休んで、また大きく、満足げに羽ばたいてくださいね。

投稿: ショコラ | 2011年3月 9日 (水) 14時07分

@ショコラさん

ショコラさんが送ってくださったペレダックのガサガサ音に
センちゃんは目を輝かせ、乗り出していました。

アヒル飼いになる、を購入され
アヒルのことを勉強してくださり、
センちゃんも喜んでいたと思います。

センちゃんが道路側に移動すると、
その道路からセンちゃんを守るように
グリーンヘッドたちが囲んでいたと伺っています。
男子家鴨同士思いが通じていたのかもしれませんね。

投稿: yayo | 2011年3月10日 (木) 20時24分

センちゃんは、こんなにたくさんの人達に
愛されていたアヒルだったのですね。
保護鳥は、なかなか心を開いてくれませんが
なでなでや抱っこ大好きな甘えん坊でしたね。
最後にzoofood食べられて良かった。

3月は季節の変わり目なのか
先代の子達も何羽か旅立った月です。

何度か暖かい日もあったから
ひなたぼっこできたかな?

もう自由にどこでも歩いていけるね。
どこも苦しくないしね。

yayoさん
看取るのは本当に辛いですよね。
おつかれさまでした。
ありがとうございました。

センちゃんのご冥福をお祈り致します。


投稿: ahiraa2go | 2011年3月11日 (金) 20時35分

@ahiraa2goさん

最初センちゃんを見たとき、
目の爛れ具合や、体型など
「徳ちゃんに似ているなぁ」と、思いました。

男子アヒル特有の鳴き声
「くわぁ~」は、何とも心くすぐる声ですね~

投稿: yayo | 2011年3月12日 (土) 20時29分

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